頭が疲れるとは??
頭が疲れるとはどういうことでしょうか?
目の疲れや脚の疲れなどの場合は、その部位を休ませたくなります。頭の場合は、何か食べたくなる、目をつぶって休みたくなる、体を動かしたくなる、誰かとおしゃべりしたくなるなど、いろいろな反応があり、頭の部位を休ませることとは少し違うようです。
つまり、頭の疲れとは「脳の疲れ」のことのようです。
脳の疲れについて
脳の疲れをとるには、質の良い睡眠をとったり、栄養のある食事が必要です。
身体均整法では、脳の疲れをとる方法として、「大脳」と「小脳」とに分けて紹介をしています。
大脳には思考・感覚・記憶などの役割があり、いわゆる頭を使うときに活躍する部位なので、今回は「大脳の疲れ」をとる方法についてお話しをしたいと思います。
大脳の状態が現れるところ
身体均整法のテキストでは、大脳が疲れると、その反応は首の緊張となって現れるとしています。たしかに、頭が疲れたなあというときは、首がこったような感じになりますね。
また、大脳の活動は頭の形としても反応が現れ、頭が疲れると、頭皮が硬くなったり熱をもっている部位があるように感じたりします。
つまり、首から上の緊張を和らげると、頭の疲れが軽くなるということが分かります。
今回は自分でできる方法として、大脳のくつろぎ傾斜圧*1をご紹介します。
゚・* 大脳の疲れをとる くつろぎ姿勢 *・゚
姿勢:仰向け
①両足を肩幅くらいに広げて、足のつま先を少し外側に向けます。
②その姿勢のまま、足首を伸ばすように倒します。
③足の指先を曲げ、それを反復します。
この姿勢をとることで、首のこりがとれて頭がすっきりするので、やってみてください!
参考文献
一般社団法人身体均整師会, 『講座集復刻版 第2集』, 63ページ
一般社団法人身体均整師会, 『講座集復刻版 第5集』, 77ページ